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正月ボケで余計にツラい!肩こりを座ったまま緩和するツボマッサージ法
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  • 2019.01.07
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正月ボケで余計にツラい!肩こりを座ったまま緩和するツボマッサージ法

体を使うことよりもデスクワークでの業務が多くなった現代。ビジネスパーソンの体の不調も、肩こりなどをはじめとする悩みが多くなってきたと言われている。

今回は、2018年から法人向けのマッサージサービスを展開する合同会社あくおすの代表を務める飯田絃暉氏に“一人でできるマッサージ方法”について伺った。日々の仕事で倦怠感を感じている方はぜひ実践してもらいたい。

文:真島 春

飯田絃暉

神奈川県出身、25歳。マッサージの仕事を12歳の頃から母親の店舗で手伝い始める。18歳の頃には鹿島アントラーズや東京ヴェルディなどのJリーガーを始め、ダンサー、プロテニス選手、力士などの一流選手を担当。20歳でマッサージの本場タイの学校CLSMassageSCHOOLに留学。タイ政府公認の4つの資格を最年少で取得。中でもHEAD&SHOULDERは同校の資格取得者第一号となる。
その後、数々のビジネスホテルと提携。ワシントンホテル・ヒルトンホテルなど有名ホテルの出張マッサージを担当し、中でもアマン東京では倍率100倍の中から選ばれ90分26000円という金額で担当する。
2018年2月、合同会社あくおすを設立。法人への出張マッサージなどの事業を展開している。
【保有資格】
タイ政府公認タイ古式マッサージ
タイ政府公認タイ古式マッサージ・アドバンス
タイ政府公認リフレクソロジー
タイ政府公認HEAD&SHOULDER

肩こりや腰痛は「同じ姿勢を続けている」から起こる

「日頃、デスクワークをされている方は、特に肩こりや腰痛に悩まされていることが多いです」。飯田氏によれば、これは同じ姿勢を続けているために首や肩周りの筋肉が緊張し、ポンプの役割を果たす筋肉がうまく機能しないため血行が悪くなり、体の各部に痛みが生じるという。また前のめりの姿勢をとっていると、体の重みを和らげる背骨のカーブがなくなり、症状を悪化させる。今回は職場でも簡単にできるマッサージ方法をお伝えしていくが、はじめる前に正しい姿勢で作業できる環境を整えたり、1時間おきに席を立って筋肉をほぐしたりと体を労わる習慣をつけておきたい。

首周りはゆっくりとほぐしていこう

5kgはあるという頭を支えているのが“首”であり、これを支えるために肩甲挙筋や僧帽筋、胸鎖乳突筋といった筋肉が主に使われている。長時間同じ体勢をとっていると、首の筋肉の緊張状態が続き肩こりや頭痛につながってしまうのだ。首のマッサージはゆっくりと筋を伸ばすことを意識して行いたい。

首のマッサージ1:首全体を手のひらで優しく揉む

まず背筋を伸ばした姿勢をとり、首を左に倒す。右側の筋が伸びてきたら、左手を右側の首の付け根に置き、手のひら全体で20秒ほど首を揉もう。この時、目線が下にさがってしまうと首に負担をかけてしまうので、首を倒している方向とは逆の方向に目線を上げると効果的だ。左右どちらも同様に行う。

首のマッサージ2:首の後ろにあるツボを刺激

「首の後ろには肩井(けんせい)呼ばれるツボがあり、ここを指でもみほぐすだけでも肩の調子はグッと良くなります」。ツボの位置は、頭を前に傾けた状態で出てくる首の出っ張った骨と肩の先端を結んだラインの中央が目安だ。

写真中央の指で抑えている部分が肩井

左手で左の肩井を、右手で右の肩井を刺激。あまり大きくないツボなので人差し指から中指にかけての3本指でマッサージを繰り返す。飯田氏によれば、首や肩につながっているこのツボを刺激すると、首だけでなく肩こりにも効果があるという。力を入れすぎたり頻繁に行ったりすると揉み返しにより痛くなることもあるため、5秒ほどで良い。

肩の次は腕をほぐしていく

「前傾姿勢で仕事をしていると、腕の付け根にある筋膜が凝ってきます。ほぐすためには反対側に筋肉を伸ばすことをイメージしましょう」と話す飯田氏。肩周りが終わったら腕のケアも重要だ。

腕のマッサージ1:座ったままできる上下運動で血行を促進

まずは両手を上げて肘を肩の高さまで下げる。その姿勢をキープしたまま腕をゆっくりと後ろに引き、左右の肩甲骨を近づけるようにする。そうすることでさまざまな筋肉が集中する肩甲骨周辺の筋肉がほぐれ、肩周りが楽になるという。

また上記のように手を上げた状態で、片方の手で肩寄りの鎖骨下部にあるくぼみを押しながら、上げている手を15秒ほど上下させる。これを左右行うことで肩から腕にかけての血行促進が期待できる。

腕のマッサージ2:「手三里」の刺激が肩こりに効果的

「肩こりにお悩みの方にオススメなツボのひとつに手三里(てさんり)があります。位置が少しわかりにくいかも知れませんが、大きく動いたりしないのでぜひ覚えてもらいたいツボです」。この手三里というツボは、肘を曲げた際にシワになる部分から手先の方へ指3本分ほどの位置にある。握りこぶしを作った時に筋肉が盛り上がるあたりを目安にし、押すと少し痺れるような感覚を覚える箇所だ。

写真中央の指で抑えている部分が手三里

軽く肘を曲げた状態で、反対の手の親指で5分ほど押すように左右両方とも刺激する。我慢できる程度に強めで押しても良い。

手三里のツボは肩こりだけでなく、嘔吐や下痢の症状にも効き目があると言われているので、覚えておいて損はない。

もっと手軽にできる手足のツボマッサージ

凝った部分を的確にマッサージするのもいいが、もっと手軽にマッサージを行いたい方に最適なのが手足のツボのマッサージ。飯田氏が推奨するポイントを紹介する。

手のマッサージ1:両手の指先をつまむように揉む

脳の疲れに効くといわれているのが両手の指先にあるツボ。片方の手で第一関節の付け根から爪先までをつまむようにして揉むといい。

手のマッサージ2:肩と首に効く親指・小指のツボ

首に効く手のツボの位置は親指の付け根。マッサージの際は付け根のラインに沿って刺激を与えよう。同様にツボは小指の下から手首に向かう外側のラインも効果がある。触ってみると筋のようなものがあるのでここをコリコリと揉むと効果がある。

手のマッサージ3:目の疲れを取れる人差し指と中指のツボ

目の疲れは肩こりの要因にもなる。人差し指と中指の中間にあるツボを片方の手で広く揉みほぐし、眼精疲労を和らげたい。

足のマッサージ:肩こりに効く足の指のツボ

足の小指から中指の3本の付け根部分から伸びるライン上には、肩甲骨周りのツボがある。手の親指を使い、下から爪先にかけてそれぞれの指のラインをなぞるように押していく。ほかにも親指を除く指の付け根には肩に効くツボがある。手で足の指を伸ばすように引っ張り、それぞれの指の付け根を手の指で刺激することで肩こりに効果があるという。

高い生産性を上げる現場を生むために

「マッサージ師をしていて、体の不調を訴える方のお話を多く聞いてきました。私たちがほぐしてあげられるのはあくまでも一時的なものです。ベストなのはそれぞれの方の生活の中でストレッチや仕事中の姿勢を見直していくことです」と飯田氏は語る。また身体の面からビジネスパーソンのことを考えた時、健康的な状態で仕事に臨むことが生産性アップにもつながり、その一助として法人の福利厚生でマッサージを行う飯田氏の活躍が、現代に合わせた働き方改革のヒントにもなるのではないだろうか。


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