ITEM | 2020/02/18

2020年春の最強スマホか。シャープ、5G回線&8K撮影対応の「AQUOS R5G」を今春に発売

文:武者良太
映画のような長編動画も数秒でダウンロード
次世代モバイル通信システム5Gの正式サービス開始に先駆けて、...

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文:武者良太

映画のような長編動画も数秒でダウンロード

次世代モバイル通信システム5Gの正式サービス開始に先駆けて、シャープは新たな5G対応スマートフォン「AQUOS R5G」を今春に発売すると発表した。

5Gは従来の4G/LTEと比較して通信速度が1Gbps→20Gbpsに、遅延速度が10ms→1msに、一基地局あたりの接続数が10万デバイス→100万デバイスになる次世代通信システム。通信速度が速くなることでパケット数の多いデータもすばやく転送可能で、低遅延になることで自動運転システム・遠隔治療システムでの利用もできるようになり、接続台数アップにより通信品質を高めるもの。日本では今春よりサービスが提供される予定だ。

その5Gに対応する「AQUOS R5G」は、まさにハイエンドスマートフォンといえる作りとなっている。

自動で8K動画内の被写体を追跡

メインカメラは4800万画素 F2.9の超広角レンズ、1220万画素 F1.7広角レンズ、1220万画素 F2.7光学2倍望遠レンズ、3D(ToF)深度計測センサーの4台構成となっており、超広角・広角レンズは光学式手ブレ補正機能も装備。超広角レンズは8K(7680×4320ピクセル)の動画撮影も可能だ。複数のレンズを同時に使うことで、動画撮影中に写真を撮ることもできる。

面白いのが8Kフォーカス再生機能だ。8Kで撮った動画のなかから特定の被写体をズームアップし、追いかけながら撮影しているような見せ方ができる。4Kの4倍、フルHDの16倍ともなる8Kの画素数だからこそ可能な再生スタイルだ。

6.5インチ・3168×1440ドットのディスプレイパネルにはPro IGZO液晶ディスプレイを採用。今期バージョンは有機ELよりも明るく、屋外でも見やすいタイプとなっている。サッカーの試合など横方向への動きが多い映像も滑らかに再生する倍速駆動にも対応している。

プロセッサは最新のハイエンドSoC「Snapdragon 865」。メモリは12GB。最大1TBのmicroSDXCカードにも対応。防水防塵(IPX5/8/IP6X相当)でバッテリー容量3730mAh。隙のない作り込みといえよう。

(2019年2月18日19時追記:記事公開当初、「Snapdragon 865」の表記およびスペックを誤って掲載してしまっておりました。訂正してお詫び申し上げます)


AQUOS R5G