LIFE STYLE | 2020/04/13

人気YouTuberが1億円以上の食料品を寄付し、称賛の嵐!新型コロナで買い占めに喘ぐフードバンクに

文:志水智
新型コロナウイルスのパンデミックにより、世界中で買い占めが起こっている。困っている人に食料品を配給する活動...

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文:志水智

新型コロナウイルスのパンデミックにより、世界中で買い占めが起こっている。困っている人に食料品を配給する活動を行っている「フードバンク」では、今まで以上に寄付を募ることが厳しい状況が続いていた。

そんなフードバンクでの現状を知った一人のYouTuberが立ち上がった。

トラック6台分の食品を寄付

そのYouTuberとは、ミスター・ビースト氏(本名ジミー・ドナルドソン)、22歳。3400万人もの登録者を誇る世界トップのYouTuberだ。これまでも1万ドルのチップをウエイトレスに渡したり、2000万本の木を植えるプロジェクトを開始したり、破格の慈善事業で注目を集めている。

そんなビースト氏が先月27日にアップした動画は、買い占めに喘ぐ米国ノースカロライナ州のフードバンクに、食肉大手「スミスフィールド」のトラック6台分の食料品を寄付するというもの。その金額なんと100万ドル以上、日本円にして約1億1000万円に相当する。

ビースト氏は「新型コロナウイルスの影響で、多くの人が食料品を溜め込むようになった。食料品を溜め込むと寄付が減る」と述べており、約12分間の動画では、ベーコンやホットドッグ、肉などの食料品をフードバンクの冷凍庫へ次々と運び込む様子が視聴できる。

フードバンクのスタッフは「ここ2週間ほど肉が不足しており、なかなか見つけられませんでした」と話しており、危機的状況だったことが伺える。

寄付を2倍に。視聴者へ寄付を促す

ビースト氏はスミスフィールドのジョナサン氏との会話の中で、視聴者へアメリカに200以上の拠点を置くフードバンクネットワーク「フィーディング・アメリカ」への寄付を促した。

スミスフィールドは、視聴者が1ドルを寄付するごとに1食分の肉を提供することを約束。さらに、合計100万ドルの寄付を集めることができれば、寄付を2倍にし、1ドルごとに2食分の肉を提供することを決めた。

1300万再生を記録

ビースト氏の大胆な行動は、動画を視聴する多くの人々へ影響を与えた。現在この動画は1300万回以上再生されており、98万もの高評価を集めた。動画を視聴した人からは「今まで観た中で一番すごい」「とても幸せな気持ちになった」「こんな素晴らしいことを共有してくれてありがとう」など称賛の声が殺到している。

長引く外出自粛など、気持ちに余裕が無くなりそうな時こそ、このように他人を思いやる行動を取りたいものだ。