CULTURE | 2021/04/14

「死ぬまでここにいたい」元ホームレスの男性、3Dプリンターで作られた家に住む最初の人になる

文:佐藤敦子
米国テキサス州オースティンに作られた、ユニークな家が注目を集めている。
ここに暮らす元ホームレスの男性...

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48時間以内に建設可能

ティムさんが住む3Dプリンターで作られた家は、オースティンの建設技術会社「ICON」によって開発された。ICONの「Vulcan II 3Dプリンター」を使用することで、手頃な価格で耐久性のあるコンクリート住宅を48時間以内に建てることが可能。建築費は従来の家と比べ、約20%〜30%抑えることができるという。

ICONの広報担当ブルック・バーゲスさんは「ICONは、3Dプリント技術が将来、住宅建築において最良の方法になると信じており、これがホームレス問題を解決に導く技術のパイオニアになれる可能性を大変嬉しく思っている」と『Bored Panda』の取材に答えた。

テクノロジー技術は日々目覚ましい進化を遂げている。ティムさんのストーリーは、その進歩がどのように個人の暮らしを豊かにし、人々の幸せに貢献しているかを知る良い例と言えるだろう。


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