CULTURE | 2021/09/27

日本発のNFTはどのように売れていくのか?無名NFTクリエイターの開設から完売まで10時間の記録

2021年8月末から9月頭にかけて"NFTの取引量が急増。
ほぼ無料で手に入れたNFTが60万円以上になるなどの事象も...

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2021年8月末から9月頭にかけて"NFTの取引量が急増。

ほぼ無料で手に入れたNFTが60万円以上になるなどの事象も発生し、"NFTサマー"とも言われてるバブルが生まれてました。

国内でもNFT販売に挑戦する方も増えてきています。

twitterでのアンケートによると、28%の方が¥200,000-以上の売上となったと驚くべき数字もでてきました。

miin

NFT情報コレクター

国内外のNFTに関する情報を集めて、twitterで呟いています。
https://twitter.com/NftPinuts?s=09

今、NFTに起こっていること

現状、NFTの取引は米国の「OpenSea」が90%以上の取引高を占め、いまだ日本人の購入割合は低い状況。

では、どんなNFTが海外で売れるのか?

9/17(金)三連休初日にNFTを発行し、10時間で売り切れたクリエイターさん。

@TinyDinoClub

その事例を、タイムラインでみていきましょう。

PM 6:00 OpenSeaに公開&初のツイート

シンプルでカラフルな恐竜。

ツイートが、アート作品の説明ではなく「キャラクターの紹介」であることに注目しましょう。コレクター側の心理としては、アート作品を買うのではなく「この生き物を手に入れることができるんだ!」という動機になります。

AM 8:10  GIVEAWAY(NFTの無料プレゼントキャンペーン)を開始

ツイートタグやRTを促進することで、拡散の効果がありました。

AM 4:00  米国のアートコレクターさんが反応

この方は「8歳が夏休みに書いた自由研究NFT」で話題となった @ZombieZooart も購入されたコレクターでした。彼の1万人のフォロワーに届けることに成功しました。

その後、多くのフォロワーを持つ海外NFTコレクター、クリエイターからの購入報告が続きました。

日本国内からも注目されはじめ、販売後には出品した作品がすぐに購入される、0.008ETHで販売されたものが、二次流通0.25ETHで取引されるなどの人気となっています。

次ページ:作品を発行したクリエーターさんにインタビューしてみました。

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