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子どもが産めないはずの女性、クラブからの朝帰り直後にトイレで出産。妊娠に気づかず、突然母親になる

Photo by Shutterstock
文:藤井咲希
虫垂炎だと思いトイレに行ったら
英国ウェールズ州南部、ス...

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文:藤井咲希

虫垂炎だと思いトイレに行ったら

英国ウェールズ州南部、スウォンジーに住むカーラ・マクファーソンさん(22歳)は、10 代の頃に子宮内膜症を患い、将来的に子どもをもうけることはできないだろうと言われていた。幸い、ボーイフレンドのジェイデン・マティアスさん(24歳)は子どもが欲しいという願望がなく、2人はよく仲間たちと一緒にクラブに出かけて楽しんでいたという。

『METRO』などが報じたところによると、2019 年 5 月、カーラさんとジェイデンさんはいつものようにクラブに行き、ウォッカを飲み、一晩中踊り明かしたという。そして、午前6時にジェイデンさんの実家に朝帰りした。するとその直後、カーラさんはひどい腹痛に襲われた。

「顔が赤くなり始めて、数分以内に全身が汗びっしょりになりました。お酒のせいだと思ったので、ジェイデンに鎮痛剤を持ってきてもらって眠ろうとしたのですが、1時間も苦しみが収まらず、ベッドに横たわっていました」と、カーラさんはその時を振り返る。

カーラさんは虫垂炎だと思い、ひどい苦痛に耐えながらベッドから這い出て、トイレに向かった。すると5分後には、便器が血に覆われていた。「太ももの間に何か重いものを感じ始めました。すると頭が現れたんです」とカーラさん。なんと、体重3860gの男の子を出産したのだ。

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