ITEM | 2021/03/29

まるで無印?噂のダイソー新業態「Standard Products渋谷マークシティ店」に行ってみた

文:三浦一紀
何か買い物をしようという時、とりあえず100円ショップに行くという人も多いのではないだろうか。筆者はその...

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文:三浦一紀

何か買い物をしようという時、とりあえず100円ショップに行くという人も多いのではないだろうか。筆者はそのタイプ。もはや100円ショップに行くことが趣味といってもいいくらいだ。

よく利用するのはダイソーとセリア。どちらも近所にあるので、時間があるとついつい足を運んでしまう。特にダイソーは、「欲しいものがある」というイメージがあり、個人的にとても信頼している。

そのダイソーが、渋谷マークシティ1階に新業態の生活雑貨ブランド「Standard Products by DAISO」の第一号店となる「Standard Products渋谷マークシティ店」を3月26日にオープンした。ダイソー大好き人間としてはぜひ見ておかねば。ということで、オープン日に行ってみた。

生活雑貨ショップのいいところを凝縮

入口を入り右手がダイソー、左手がStandard Products

マークシティの1階に行くと、見慣れたダイソーの看板が右側に、「Standard Products」の看板が左側に見える。Standard Products側に入店すると、まるで無印良品のような店内。カラフルな商品が並ぶダイソーと違い、全体的にシックな印象だ。

Standard Products店内。同行した編集者が「無印良品みたいですね」と言っていた

店頭に並ぶ商品は、330円の商品がメインで、なかには110円、550円、770円、1100円という商品もある。商品のデザインはダイソーで販売されているものに比べ上品な感じ。質感もダイソーのものより高い。

「ここ、ダイソーなんだよ」と言われても信じられないかもしれない。

収納用品、カトラリー、食器、アウトドア用品、スマートフォン関連用品など、品揃えはダイソーと同じような感じだが、とにかくデザインがシック。あまり主張しない感じだが、どんなインテリアにも馴染む感じ。それこそ、無印良品、IKEA、ニトリといった生活雑貨を扱うショップのいいところを凝縮したような商品群だ。

同じフロアにあるダイソーは、いつも通り。店内が広く、商品も多い。Standard Productsを見てからダイソーを見ると、その雰囲気の違いがよくわかる。なかには両店で売られているものもあるが、なんとなくStandard Productsで買いたくなる、そんな雰囲気がある。

オープン初日ということでStandard Products店内は多数の人で溢れていた。若い女性が多く見られ、食器やカトラリーなどを手にレジに並んでいる人が多いという印象だ。

交通の便がよく立地条件もバツグン。そこにこんなショップができたら、ついつい立ち寄ってしまうだろうな。筆者は仕事で渋谷に行くことが多いので、これは毎回立ち寄ってしまうだろうと思った。

シックで上質な注目のアイテム

それでは、Standard Products店内を見て気になった商品をいくつか紹介しよう。

店内の入口近くは食器類が多い

模様などがないシックなデザインがメイン

木の食器もある

まずは食器。330円、550円の価格帯が主流。ダイソーで販売されている100円のものに比べ、デザイン、質感ともかなり上。非常にシンプルで、毎日の食卓で使用しても違和感はない。レストランやカフェなどで使われていても納得できる質だ。

新潟・燕市のカトラリー

続いてカトラリー。100円ショップのカトラリーは金属が薄く、頼りないイメージがあるが、Standard Productsのものはお値段以上に感じられる。新潟・燕市産ながら、コーヒースプーンやフォークなどは2本で330円。手に持つと若干軽いと感じるが、値段を考えるとかなり上質だ。

アウトドア用のイス。1100円。かなりしっかりとした座り心地

最近流行している車中泊やソロキャンプなどで使うアウトドア用品も充実。1100円の折りたたみイスは頑丈そうで、2脚くらい買ってクルマに積んでおきたくなった。

メスティンは1.5合と3合のものがある

メスティンは1100円。サイズは1.5合と3合の2種類あったがどちらも同じ値段。アウトドアだけではなく、家でのちょっとした調理にも役立ちそう。

10000mAhのモバイルバッテリー。木目調というのは珍しいデザイン

USB充電器。こちらも木目調 

ケーブルだって木目調

スマートフォン関連のグッズコーナーもあった。各種ケーブル類、USB充電器、モバイルバッテリーなど、どれもダイソーでも同じ価格で販売されているものだが、Standard Productsで販売されるものはデザインが異なり木目調となっている。存在感、上質感があり、つい買ってしまいたくなる。

渋谷に行ったら立ち寄りたいスポット

同じような価格帯の商品を扱うショップとしては、3COINSのような300円ショップがあるが、Standard Productsはそれよりももっとシックなデザインと素材や産地にこだわっている印象。その分お買い得感があるように感じた。

また、ダイソーと同じフロアにあるということで、両店で買い物ができるのもありがたい。筆者が大好きな100円ショップと300円ショップが両方見られるのは、至福といってもいいだろう。

渋谷のど真ん中で、気軽に買い物ができるStandard Products。近くに行った際には立ち寄ってみてはいかがだろう。くれぐれも買いすぎには注意しよう。