文：ミッテン
AI技術でヴァーチャルにドラムを生み出すドラムスティック
おそらくほとんどのドラマーが抱える「練習したくてもドラムがないから練習できない」という悩み。ギターやベースであればどこでも気軽に練習できている一方で、ドラムは簡単に実機を持ち運ぶこともできず、また仮に家の中でセットを組めたとしてもあまりにうるさく、練習などできたものではない。
しかし現在、そうした悩みは既に解決されたものであり、ドラマーもいつでもどこでも練習できるようになっていることをご存知だろうか？
「PocketDrum 2」は、そんな全ドラマーの夢を叶えたドラムスティック型のドラム演奏ガジェット「PocktDrum」の後継機だ。
スティック内部に搭載された独自の慣性AIチップと、三次元空間を正確に把握する計算アルゴリズムによって目の前にヴァーチャルなドラムセットを作り出し、スマートフォンやタブレットを通して、本物さながらのドラムサウンドを奏でることのできる。
クラッシュやハイハット、スネア、タム、ライドといった一般的なドラムサウンドは完全に再現されており、さらにセットで販売されているフットセンサーを使用することでバスドラムやハイハットの開閉もリアルに再現できる。それぞれのサウンドはスティックの叩き方や叩く強さ、角度によって実際のドラムと同じようにリアルに変化していくため、実機さながらの生々しい感触が味わえる。
また、専用アプリの「AeroBand」には、ゲーム感覚でドラムの練習ができるさまざまなモードが用意されている。自由に練習ができる「フリーモード」のほか、さまざまな課題曲が用意されている「ソングモード」、初心者でもいちからドラムの奏法を学べる「レベルモード」が準備されているため、ゲームを楽しみながらドラムスキルを向上させることも可能だ。
さらに最大3ヶ月間無料でApple Musicが利用可能に。連動し、自分のお気に入りの曲を練習できるこのサービスは、一人で練習している人にはもちろん、実際にコピーバンドを組んでいるドラマー達にも大変ありがたい仕様だろう。さらにAppleが無料で提供する音楽製作アプリ「GarageBand」にも完全対応。よりリアルなドラム体験に近づくことができる。
購入する上で気になるのは「本当に叩いた通りに反応するのだろうか？」という点であろうが、その心配はご無用。「PocketDrum 2」は前作「PocketDrum」からさらに精度を改善、独自のAIチップが三次元空間の動きを正確にキャプチャすることによってスムーズな演奏が可能になっており、レイテンシーも非常に低くノイズも感じられないという。
充電方法は付属のUSB Type-Cケーブルを使用。またバッテリーの持ちは最長で40時間と、心置きなく練習に没頭できるスペックとなっている。
「PocketDrum 2」は現在CAMPFIREにて、クラウドファンディングを実施中。スティック本体は7700円から、フットセンサーとのセットは13380円から支援可能だ。
まさにドラマーの夢、「PocketDrum 2」でいつでもどこでも気軽にドラムの腕を磨こう。
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PocketDrum 2:初心者からプロまで。外でも使えるポータブルドラム