EVENT | 2019/08/09

睡眠用うどんが爆誕! 既存のふとんを全否定するふとんにSNS上で衝撃が広がる

文:岩見旦
夏本番を迎え、暑くて寝苦しい夜が続いている。
そんな中、夏の夜を吹き飛ばす衝撃的なふとんがSNS上を騒が...

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文:岩見旦

夏本番を迎え、暑くて寝苦しい夜が続いている。

そんな中、夏の夜を吹き飛ばす衝撃的なふとんがSNS上を騒がせている。

現在3カ月待ちの人気商品に

人気ヘッドスパ専門店「悟空のきもち」を経営するゴールデンフィールドが新たに手掛けた新商品は「睡眠用うどん」。既存のふとんに、縦方向に切れ込みを入れた形状で、まさにうどんそのものだ。同社は「布団のすべてを否定する」と謳っている。

8月20日の発売開始を控え、7日に予約サイトを設置したところ、あるTwitterユーザーが紹介したことをきっかけに大きな話題に。現在6万5000件を超えるリツイートを獲得し、「なんだこれ(笑)」「エイプリルフールネタかと思った」「これ結構欲しいかも」など衝撃を持って受け止められた。

このSNS上での拡散をきっかけに、予約サイトに約5000人が殺到し、初回生産分は即日完売。生産を2倍以上に増強しているものの、現在1分に1個のペースで予約が入っており、現在3カ月待ちという人気ぶりだ。

ちなみに予約者の男女比は4:6で、女性の予約がやや多め。うどん県として知られる香川からの予約は全体の約4%にとどまり、まだ大きな支持に至っていないようだ。

世界展開を視野に入れ、国内外の特許を申請

そんな睡眠用うどんの開発秘話もまた、ユニークそのもの。昨年夏、同社に寝具メーカーより快眠ふとんの開発依頼が舞い込んで企画が始まったが、同社の睡眠メソッドではその答えはふとんではなかったことで、企画は紛糾。

そんな時、メンバーで食べたうどんをきっかけに、理想的条件として「眠れるうどん」の形状にたどり着いた。その後約1年間、伊勢丹新宿店の意見を参考に試行錯誤し、この睡眠用うどんが完成した。

考案時の実際のうどんの画像

インパクトの大きい名前と見た目がSNS上で注目を集めているが、睡眠用うどんは既存のふとんより機能性に優れているという。「掛けうどんモード」や「抱き枕モード」など自由な寝姿を作ることができ、高い温度調整機能を誇る。また、深い睡眠に必要な深部体温調整に優れ、分割して自宅で洗うことが可能で衛生面も抜群だ。

同社は国内だけでなく海外でも特許を申請し、真剣に世界展開を視野に入れているという。新たなクールジャパンの担い手になるのか、今後の動向に注目だ。